ミシュランで1ツ星を獲得しているフレンチレストランだそうですね。
友人が行きたがっていたので同行しました。
北新地の雑居ビルの2Fにあります。
入居している【田園ビル】は、界隈のテナントビルに比べて豪華な仕様。
共用部の階段に赤いカーペットが引かれていたりして、ラグジュアリーな気分に浸れます。
階段で2Fまで上がり、すぐ右手にある扉の中が【テツヤイシハラ】さん。
入口で男性スタッフさんに手厚く歓迎され、上着や荷物など預かっていただきダイニングスペースへ。
石原シェフとこちらのスタッフさん、二人で切り盛りされているみたいです。
テーブルにスポットライトが当てられ、カラーグラスの影がカラフルに映し出されていました。
スタイリッシュモダンといったインテリアです。
シンプルながらも、赤いソファーでコントラストを作り出したりと配色上手。
席はオープンキッチンを囲うL字型のカウンター8席のみと、こじんまりしています。
※余談ですが、お手洗いもスタイリッシュにまとめられていました。
コースは2価格設定で、¥10,000と¥13,000。
違いは皿数で、¥10,000コースにプラスアルファしたのが¥13,000 コースとのこと。
どちらも満足してもらえるようにと、¥10,000コースは皿ごとのボリュームを増しているとのことでした。
今回は、¥13,000コースでご用意いただきました。
詳細は、以下の通り。
◆フォアグラの米麹漬け
◆パンと自家製バター
◆アスパラのソテー オデールソース
◆海の幸のナージュ
◆マッシュルームのスープ
◆サラダ シェーブル ショー
◆フォアグラのフラン マデラソース
◆鯖のソテー ホワイトソース
◆肉と京野菜の炭火焼き
◆チーズの盛り合わせ
◆酒粕のブリュレ
◆メインのデザート
◆食後の飲み物
◆小菓子
お料理は、シェフが一皿ごとに詳しい説明を交えながら提供してくれます。
メニューはヒアリングでの記載なので、聞きなれないソース名など間違っているかも知れませんがご容赦ください…。
アミューズからデザートまで、控えめのボリュームでたくさんのお皿をいただく楽しいコース。
お味はもちろんのこと、見た目、器にもこだわった贅沢なお料理たちです。
器はバカラにエルメス、カトラリーもブランド物。
一流レストランとはいえ、高価な食器で食事をいただける機会はなかなか無いですよね。
¥13,000のお値段にも納得出来ます。
フォアグラの米麹漬けは初めていただきました。
塩麹なら我が家のキッチンにも常備され下ごしらえの定番になっていますが、発想に驚きです。
深みのある柔らかい甘さに、クリーミィーな口どけ。
注文したスパークリングワインにぴったり。
一皿目にふさわしいお料理です。
お酒はシェフではなく、スタッフさんがチョイスしてくれました。
バッジは付けてらっしゃいませんでしたが、ソムリエさんなのかな…?
妊娠中のため今回いただいたお酒はグラスワイン2杯のみ。
最初の1杯とチーズの時だけで我慢しましたが、どちらも好みに合ったものを選んでいただけました。
パンは表面を香ばしくトーストしたフランスパン。
バターを出すときに
「うちのバターです」
とおっしゃってたので、自家製バターなのかなと思ってます。
アスパラのソテーは【オデールソース】で正しいのか不明…。
聞いたことのないソースです。(おそらく、私の勉強不足ではと)
もこもこした泡のソースで、ソースの中にアスパラが埋まっちゃってるくらいにたっぷりかけられています。
まったりクリーミーな食感の中にほのかな酸味があって、珍しい味わい。
海の幸のナージュ。
【ナージュ】って調理法も初めて聞きました。
ネットで検索しただけの情報ですが、
”水に香味野菜(セロリ、ニンジン、タマネギなど)、白ワインを加えて 煮出したブイヨンの中で魚介類や甲殻類を調理し、その煮汁を煮詰めて生 クリームなどでつないでソースとする調理法”
だそうです。
この日の具材は、穴子、帆立、筍。
素材の風味はしっかりと出ていますが、後味のあっさりとした一品です。
スープは、シャンピニオンというマッシュルームのクリームスープ。
たっぷりの乗せられた泡は、ハーブで香りつけがつけられています。
“サラダ シェーブル ショー”も聞きなれないメニューですが、フランスではカフェやビストロの定番メニューなのだそう。
食用タンポポなど色々な葉っぱと、温められた山羊のチーズが華やかに盛り付けられています。
続いて、フォアグラが2度目の登場。
今度はフラン(洋風茶碗蒸し) 仕立てです。
マデラソースの上には、 たっぷりの黒トリュフがあしらわれています。
黒トリュフがこんな贅沢に乗ることって、あんまりないですよね。
濃厚で、ついついパンに手が伸びてしまう一品です。
魚料理は鯖のソテー。
鯖はレア調で焼き上げられていました。
素材自体に脂がのっていますが、さらにホワイトソースで仕上げられています。
付け合せは薄切りのじゃがいもと九条葱。
後味は意外にあっさりした料理でした。
肉料理は、炭火焼。
牛、鴨、熟成させた子羊の3種類から選びます。
友人が牛、私が子羊をチョイスすると、
「良ければ、色々召し上がれるようにお取り分けしましょうか?」
とありがたいお声掛けが。
友人と意見が一致で、お願いすることに。
炭の香り豊かに焼き上げられた牛と子羊。
京都・大原産だという野菜と一緒に盛り付け、提供されます。
お肉には濃厚なソースがかけられています。
手前には大粒の胡椒、お塩。
こちらもお好みでどうぞとのことでした。
チーズは「好きなものを好きなだけ」スタイル。
バスケットに色々な種類のチーズを乗せて持ってきてくれるので、そちらからチョイス。
チーズ好きとしては、もちろん
「全種お願いします♪」
パン、乾燥イチヂク、レーズン、蜂蜜と一緒に、プレートに盛り付けて運ばれます。
「この場面で水は野暮でしょう!」
ということで、我慢していた2杯目のグラスワイン重めの赤で。
美味しい~☆☆☆
(おなかの人、ごめんね…)
メインのデザートの前に、お口直しの軽いデザートもあります。
酒粕のブリュレに、柑橘系のフルーツが添えられています。
さっぱりした甘さで、メインに向けての良い準備運動ですね。
メインのデザートは、苺のスープorフォンダンショコラから選べました。
友人が苺のスープを選んだので、私はフォンダンショコラで。
苺のスープは、透明のガラスの器に真っ赤な苺スープが注がれ、バニラアイスがトッピングされていました。
鮮やかできれいな一皿。
一方私のフォンダンショコラは、バナナアイス添え。
さらにアイスには、チョコレート材料になる前の若いカカオを炒ったというナッツが添えられていました。
ピスタチオのような食感ですが、苦味があり、味のアクセントに面白かったです。
デザートも食べ終え、食後の珈琲(エルメスのカップ!紅茶もセレクト出来ました)をいただいていると、小皿トピックが出されます。
…なんと、食後に小菓子も付いましたよ!
しかも、チーズに続いて「好きなものを好きなだけ」スタイル。
サービス満点ですね。
小菓子は、生チョコ、ビターチョコレートのクッキー、メレンゲのクッキー、マドレーヌ、チョコフレークを丸めたようなもの。
そちらに、食用ほおずきも添えられます。
こちらは自分で好きなだけ取ることが出来るので、おなかは満足ですがついつい取り過ぎてしまいました。
お料理、雰囲気、サービスと、ミシュラン獲得に納得の【テツヤイシハラ】さん。
所要時間は¥10,000コースで2時間半、¥13,000コースで3時間。
皿数を保っての時間短縮は受けれないとのこと…
ゆったりした時間が必要なので、余裕を持てる時にまた伺えればと思います。
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「テツヤイシハラ」
だっちん。総合評価:★4
↓採点内訳↓
点数は 1(悪)→5(良)にて。3が標準点になります。
○料理・味
■味: 4
■見た目: 5
■プラスアルファ: 5
○サービス
■出る速さ: 3
■接客: 5
■コストパフォーマンス: 3
○雰囲気
■混雑具合: 5
■席の過ごし易さ: 4
■内装: 5
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