★3.5【おもてなし茶屋　咲扇(ショウセン）】大阪市北区曽根崎新地ディナー/懐石･会席料理、割烹/小料理/京料理/和食/google+

公開

2013年02月21日(木) 14:39

大阪市北区曽根崎新地にある日本料理屋【おもてなし茶屋　咲扇(ショウセン）】さんでディナーしました。
来店した知人からの評判を聞き、気になっていたこちら。
少し前に来たのを、思い出してのレビューです。

雑居ビルの3階にありますが、扉を開け暖簾をくぐるとちょっとした小京都。
オープンキッチン・カウンター席の雰囲気の良い店内です。

こじんまりとしていますが、個室も一部屋ありました。

感じの良いご主人と奥様に歓迎され、カウンター席へ案内してもらいます。
隣との席間が狭いのは気になりますが、席には店名の入った日本手拭いが置かれ、おもてなしの気持ちが伝わります。

夜の懐石は、以下のラインナップです。

【若草】￥5,250

先付け、お椀、造り、八寸、焼き物、鉢物、御飯、水物

【花菱】￥7,350

先付け、お椀、造り、八寸、焼き物、酢の物、鉢物(小鍋)、御飯物、水物

【青柳】￥10,500

先付け、お椀、造り、八寸、焼き物、酢の物、鉢物(小鍋)、御飯物、水物
※￥7,350コースより質アップとのこと

【胡蝶】￥12,600

先付け、お椀、造り、八寸、焼き物、酢の物、強肴、鉢物(小鍋)、御飯物、水物
※￥10,500コースより質アップとのこと

他にも、【鱧しゃぶコース￥7,000】、￥5,000からのカスタム懐石、一品物の用意もあるみたいです。

この日にいただいたのは、【青柳】懐石。
詳細は以下の通りです。

◆先付け：甘鯛の蕪蒸し

◆お椀：かにしんじょうのおすまし

◆造り：シマアジ、鯛、モンゴイカ、大トロ(出汁醤油にていただきます)

◆八寸：湯葉、鱒寿司、大根葉と小海老の煮付け、畳鰯、からすみ、ふきとごぼうの炊き合わせ、出汁巻き

◆焼き物：豆腐田楽、鰤の味噌漬け

◆酢の物の代わりに揚げ物：北海道厚岸の牡蠣を使ったフライ(タルタルソースで)

◆小鍋：河豚白子のみぞれ鍋

◆御飯物：白ごはん、赤出汁、お漬物

◆水物：わらびもち、干菓子、お抹茶

お料理は、旬を取り入れた季節感を感じる内容。
器も素敵なものを使われていて見た目に美しく、美味しいお料理です。
お味は、総じて薄味の京料理。
派手さはありませんが、食べていてほっとしますね。

最後にお薄(お抹茶)まで立てていただき、充実の内容。
ただコストパフォーマンスの高さを感じるのであれば、【若草￥5,250】の方が納得出来るかも。
隣で食事されている方がそちらを召し上がっていたようなのですが、その他の揚げ物と小鍋が無いだけで内容は同じでした。
牡蠣フライの具沢山タルタルソース、贅沢に実の入った河豚白子のみぞれ鍋も食べる価値アリだったので、決して後悔はしてないですけどね。

いずれにせよ、北新地でいただく懐石料理としてはとてもリーズナブルだと思います。
ＣＰは、【青柳】￥10,500　☆3.5、【若草】￥5,250　☆4　てところじゃないでしょうか。

帰り際にはまだお客さんがいらっしゃってお忙しい中、ご夫婦揃って出口までお見送りくださいました。
誠実な姿勢に、好感が持てます。

ご夫婦で切り盛りされているので、どうしてもお料理はゆっくりになってしまうのはしょうがないですね。
ほっこりとした時間を過ごさせてくれた【おもてなし茶屋　咲扇(ショウセン）】さんでした。

【だっちん。採点内訳】
※点数は　1（悪）→5（良）　にて。3が標準点です。

　○料理・味
■味：　4
■見た目：　4
■プラスアルファ：　4

　○サービス
■出る速さ：　2
■接客：　4
■コストパフォーマンス：　3

　○雰囲気
■混雑具合：　3
■席の過ごし易さ：　3
■内装：　4