新町にある中華そば屋さんです。
近くに寄った際に、ディナーでうかがいました。
こじんまりとしたお店で、「ラーメン」ではなく「中華そば」ののぼりが。
駐車場は無いので、車の場合は近くのコインパーキングを利用します。
裏手のところは25分で¥100なので、パパッと食べれれば格安。
最寄の西長堀駅から徒歩5分ほどなので、電車でも問題はありません。
こじんまりとした店内で、4名掛けテーブルがふたつとカウンター7席。
実はこの日、ランチタイム(13時頃)に様子を見に来たのですが、炎天下の中行列が。
店の中にもウェイトのお客さんがギューギュー詰まっていたので、見送ったのです。
大人気店の日曜日のゴールデンタイムでこの席数なので仕方ないのかなーと。
で夜に出直したのですが、21時前でもほぼ満席でした。
シンプルでオーソドックスなラーメン屋さんらしい造りで、清潔にされています。
奥には「製麺室」の文字が。
自家製の手打ち麺なんですね~。
しかし、これだけ「製麺室」を主張している造りの店は、初めて見ました (笑) 。
こだわりが素敵です。
黒豚とニンニクにもこだわっているようで、入口近くにその旨の説明書きが貼られています。
お水もこだわりのミネラル水だそうで、席にやっぱりその旨の説明書きが貼られています。
こだわりがたくさん詰まっているメニューだと主張されています。
これは、期待しても良いってことですよね。
注文は、私が「黒豚旨みそば ¥900」、同行者さんが「ワンタンメン ¥880」、ふたりで「叉焼めし ¥380」を注文して分け分けしました。
黒豚旨みそばは、汁無し麺。
ミニライスとお酢、ラー油と一緒に運ばれてきます。
食べ方があるようで指南書がテーブルに置かれていました。
①底からよくかき混ぜて、食べる。
②ラー油を入れて、食べる。
③酢を入れて、食べる。
④麺と具を少し残し、ごはんを入れて、食べる。
といった流れです。
まず①。
よ~く、念入りに、韓国で食べるビビンバのように、練るように混ぜまくってみました。
おお~!濃厚で美味しい。
人によっては、味が濃すぎると思うレベルかと思いますが、個人的にはあり。
うま~いです。
タレは醤油ベースで、例のこだわりのニンニクがものすご~く効いています。
麺は太くてもっちもち。
タレがよく絡みます。
具は、青ネギ、叉焼、シナチク、ナルト。
あと、豚のかな?小さな脂の塊も入っていました。
次に②。
ラー油をちょちょっと投入。
…濃いなあ。ギトギトだぜ。
麺のボリュームがあるので、ビリ辛へと味に変化がつくのは嬉しいです。
続いて、③。
お酢を適量。
うん、味は変わった。
マイルド、気もちさっぱり??
になったけど…やっぱり、濃いなあ。
しかし、④②向けて具材と麺を減らさなければ。。。
そして最後に、④。
足したごはんで濃さが緩和されるので、締めにいい感じです。
あと味が、やっぱり濃ゆいですが。。。
食べ終わった感想としては、「そのままが一番美味しい」ですね。
好みもあるでしょうが、①から直接④で良いかなあと。
で、味の微調整程度にお酢とラー油を活用すれば良いのではと。
ちなみに、食べ進めるうちに気にならなくなっていく「ニンニクの香り」。
店を出てから、悲劇が始まります。
食後の口から放たれるニンニク臭がものすごいらしく、同行者さんにキャーキャー逃げ回られてしまいました。
同行者さんも食べていたのですが、自分も食べたからといって緩和されない程だった模様。
がっつり完食した私の口から、米アニメのスカンク君のお尻から放出されるような、からし色の空気が見えたと言います。
対極に、ワンタンスープは優しい味わい。
丼いっぱいに敷き詰められたワンタンは、1枚1枚が、めちゃめちゃ大きいです。
スープがしみ込んでちゅるりとなめらかな食感。
具のお肉も、ほろりとほぐれて優しい舌触り。
スープは透明であっさりしていて、黒豚旨みそばを食べたあとだと、お吸い物を飲んだ時のように「ほっ」とします。
こちらの麺は細長くて、シコシコとしたコシがあり、喉越しが良いですね。
叉焼めしは、新メニューと書かれていました。
オーソドックスで懐かしい味の焼き豚が、熱々のご飯に並べられたもの。
漬け込みタレを煮詰めたようなタレがかかっていますが、もっとたっぷりかけてくれたら美味しかったのになあ。
焼き豚はとろり系ではなく、噛み応えのあるものです。
印象としては、平凡な一品ですね。
ちなみに、カウンターの壺に入っているザーサイは食べ放題です。
さっぱりコリコリしていてふつうに美味しいですが、結構塩っ辛い。
ラーメンなどに入れると、味が変わってしまうと注意書きに書かれていました。
店員さんの感じは良く、料理の出し方や水の継ぎ足し方など、細やかなところまで気配りが感じ取れました。
お料理が出るのも早いです。
全体的にお値段は安くないですが、こだわり食材の材料費等を考えると仕方が無いのかも。
ちなみに、ものすごく濃いものを食べた割に(ワンタンメンのスープも飲みました)店を出るころに喉が渇かなかったのは、化学調味料を多用していないからなのかなと思いました。
正直「並んでまで」ではないかなと思いますが、良いお店です。
「カドヤ食堂 本店(大阪・西長堀)」
だっちん。総合評価:★3.5
↓採点内訳↓
点数は 1(悪)→5(良) にて。3が標準点になります。
○料理
■味:4 ■見た目:3 ■プラス@:4
○サービス
■出る速さ:4 ■接客:4 ■コストパフォーマンス:3
○雰囲気
■混雑具合:2 ■席の過ごし易さ:3 ■内装:3
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